こんにちは、まろです。
ジャグリングの練習をしていると、技術的に修正が必要な点が沢山出てきます。
例えば
- 猫背にならない
- 左右の手が対称に動くようにする
- 道具の頂点が左右同じ高さになるようにする
- 軌道が交差する位置の安定
- 均等なリズムで投げる
- 柔らかくキャッチする
- 肘の前後の動きを小さくする
という修正点を持ったジャグラーがいるとします。
複数の課題を同時に修正するのは難しいので、より効果のある修正の仕方、考え方について解説していきます。
1.1つの修正点に集中できていれば落としても構わない
1つの修正点に集中して練習ができていれば、他の修正点や道具を落とすかどうかは全て気にする必要はありません。
例えば均等なリズムで投げることに集中するなら、道具が空中でぶつかっても、姿勢が悪くなってもそれは問題ではありません。
その時点での目的は1つ、均等なリズムでジャグリングをできているかどうかのみ。ジャグリングが続くかどうかは目的ではありません。
そして感覚が分かったり、単純に次のトライや数回トライしたら別の修正点に意識を向けます。
例えば柔らかくキャッチすることに集中するなら、今度は多少リズムが崩れてもそこは問題ではありません。とにかく道具を柔らかくキャッチできていれば全てOK。
逆にパターンが続いていても、柔らかく道具をキャッチできていなければそれは求めている練習ではありません。
ジャグリングを続けよう、落としたくないとか、同時に沢山のことを考えると動きが固くなってしまうので、割り切って一つのことだけに集中すると課題の修正もしやすく、修正の結果も確認しやすくなります。
注意点としては、1トライ毎、数トライ事など、ある程度頻繁に意識するポイントは変えていきます。
上手くいかないまま同じ課題にこだわりすぎないようにしましょう。そしてその内の1つで良い感覚があったら、しばらくその意識を保ったまま練習を続けてみましょう。
2.複数の修正点を同時に意識する方法
少し上級編ですが、一つ一つの課題を切り分けて考えるのではなく、複数の修正点を一つの映像としてイメージし、そのイメージ通りに動けるように練習するという方法があります。
例えば映像としてジャグリングの軌道を意識することができれば、その軌道に沿うように投げようとするだけで、そこに
- 道具の頂点が左右同じ高さ
- 軌道が交差する位置の安定
- 軌道の対称性(左右の手の動き)
など、関連する複数の要素を1つの映像にまとめることができるからです。
この考え方はつまり、技の完成系を鮮明にイメージし、そのイメージに実際の自分の身体の動きを近づけていく、イメージと感覚のずれを埋めていくという練習です。
技の完成系を鮮明にイメージする方法については自己流でもジャグリングの正しいフォームを身につける方法という記事をご覧ください。
ジャグリングの練習が上手になるということは、技の完成系をイメージする力が高く、イメージ通りに身体を動かすことが上手になるということでもあります。
目先の結果にとらわれず、まずは1つの課題に集中してみてください。
リズム、軌道、フォーム…1つ1つの精度が上がっていけば、結果として技が完成系に近づいているはずです。