こんにちは、まろです。
ジャグリングの練習をしていると、途中で練習をやめてしまう、いつしかモチベーションが下がってくるという人がいます。
せっかく始めたジャグリング、どうしたらモチベーションを保って練習を続けられるのか。
今回はそんな悩みがある人に向けて、練習が続かない人の5つの特徴と、その解決策を解説します。
僕自身2000年からジャグリングを始め、41歳の今でも毎日練習に行くほどずっとモチベーションは高いままなので、参考になる部分もあるかと思います。
1.期待と現実の違い
格好いい技がやりたい、あんな風になりたい、そんなイメージから練習を始めたジャグリングが、思ったより上達に時間がかかるという現実に耐えられなくなるパターンです。
このケースで良くあるのが、設定している目標が自分の練習状況に対して高すぎる場合です。
例えば独学で練習方法が分からない、練習時間や日数が少ないなどの状況は厳しいですね。
これはまず短期的な期待値を下げることをおすすめします。
いつでも「今できる技」「今やれば何とか伸ばせる技」というのが必ずあります。
長期的な目標は不可能に思えるほど高い方が良いのですが、短い目標は今伸ばせる技を常に追い続ける必要があります。
適切な短期目標は
少しストレス、だけどクリアできるレベル。
適切でない短期目標は
大きなストレス、いつまでもクリアできないレベル。
その状況でモチベーションを保つのは非常に難しいです。
どんなに小さな成功でも良いので、毎回の練習で何か成長できたと感じられるレベルの目標を設定していきましょう。
その小さな目標のクリア、小さなステップの連続が、長い目で見れば大きな目標の達成に近づいていきます。
2.マンネリ化
これはある程度練習のやり方が分かって、自分の練習プログラムを持っている人に起こりがちです。
毎日しっかり練習をしているけれど変化に乏しく飽きてしまう。
ジャグラーにもタイプがあって、単調な練習も淡々と続けられる人と、同じ練習では飽きてしまう人がいます。
例えば週に5日間練習があったら、その内3日間は技術練習、2日間は技の開発や遊びなどにしても良いかもしれません。
練習の中に意識的にランダムな要素、遊びの要素を入れていくということです。
これは人によりその割合を変えていけば良いと思います。
他にも練習がマンネリ化していたら、
- 違う系統や今まで練習がしたことがない技の練習をする
- 違う道具を触る
- 違う環境で練習する
- 誰かに教わる
などを試しながら、どんな練習だったら自分は楽しいかを見つけていきましょう。
3.長期的な目標がない
目先の技が出来るようになって楽しい、でもそれだけだと長い期間モチベーションを維持することが難しい人もいます。
これは練習自体が目標になってしまうケースです。
例えばロールプレイングゲームで延々レベル上げをしても飽きますが、その先にクリアしたい目標があるから頑張れるというようなイメージ。
レベル上げしかないゲームは辛いですよね。
もちろんそれを楽しめる人もいると思いますが、もし練習だけでは段々モチベーションが低下してしまう場合、ジャグリング練習を続けた先に何を実現したいのか考えてみましょう。
例えば
- ジャグリングのステージ発表をする
- プロジャグラーになる
- 誰もやったことがないような演技を作る
- 海外のサーカスで活躍する
- ジャグラーとして世界中を旅する
…などなど。
これは本当に人により様々な目標があり得ると思います。
例えば幼稚園や老人ホームなどでのパフォーマンスをしたい、なども立派な目標です。
自分の腑に落ちる長期目標を考えてみましょう。
4.孤独に弱い
ジャグリングの練習は基本的に個人的なものです。
それが友人やサークル、部活など、誰かと一緒じゃないと練習できない、誰かと一緒だから楽しいという状態だと、学校の卒業や仕事の都合など、人生の節目で仲間と離れるとジャグリングの練習をやめてしまったりします。
ジャグリング=周囲とのコミュニケーション
というケースです。
これは別に悪いことではなく、自然なことではあります。
ジャグリングの目的がコミュニケーションの場合は、どんどん繋がりのあるコミュニティを増やしていくと良いでしょう。
学校だけではなく地域のサークルへの参加、他サークルへの参加、ネット上のコミュニティへの参加や動画投稿、ジャグリングアカウントでのSNS運用など。
参加しているコミュニティの範囲が大きくなれば、環境が変わっても沢山の繋がりは残るし、また新しい環境でもコミュニティに参加することはできます。
ただジャグリングの上達を目指す場合は、環境に左右されず、自分の意志で練習できる孤独への強さが必要です。
5.周囲と自分を比較してしまう
ネット上の情報を見るといくらでも超上級者の動画を見ることができます。
ジャグリング競技会への参加、周囲との競い合いがモチベーションの場合は、自分の力が及ばないレベルのジャグラー達を見ると逆にやる気がなくなったり、諦めの境地に達してしまったりすることがあります。
これはある意味仕方ないともいえるのですが、もしジャグリングの動機を周囲と自分の技術の比較ではなく、オリジナリティの比較に置くことができれば、アイデア次第でいくらでも勝負する余地が出てきます。
例えるならスピードスケートではタイムが全てですが、アイスダンスなら芸術性も含め勝負する余地があるというような。
そしてさらに言えば本来ジャグリングは自由なものなので、周囲と自分の比較だけではなく、自分なりの楽しみ方、ジャグリングとの向き合い方を見つけられると良いと思います。
・最後に
ジャグリングはこうでなければいけないという決まった楽しみ方はありません。
本当に自由です。
楽しみ方として例えば
- ジャグリングを通じた人との出会い
- 仲間と過ごす時間
- SNSでのコミュニケーション
- ステージに立つ喜び
- 競技としてのモチベーション
- 新しい技が出来るようになる楽しさ
- 仕事としてのジャグリング
- 健康のため、脳への刺激
などなど。
ジャグリングは体力、年齢に関係なく続けることができます。
せっかく始めたジャグリング、モチベーションの低下に悩んだ時はぜひジャグリングの違う楽しみ方を見つけてみてください。