プロジャグラーのパフォーマンス

まろ | ジャグリング

ジャグリング中の感情をコントロールすることが継続力につながる

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こんにちは、まろです。

以前「上手になりたかったらジャグリングの技が決まっても喜び過ぎない方が良い」「ジャグリング練習中の失敗との向き合い方」という2本の記事を書きました。

それぞれポジティブとネガティブの違いはありますが、どちらの記事も「練習中に感情を穏やかに保つ」ことの大切さを説明しています。

上手くいったら喜ぶ、思うようにいかなかったらいら立つ、そういった感情は正しい技術、リラックスや集中への妨げ、セルフイメージの低下につながると書きましたが、他にも重要なこととして「感情が動くとエネルギーを消耗する」という点があります。

これは一日の練習の中で見ると集中力の無い時間帯を作る原因の一つになりますが、中長期的な視点で見るとモチベーションや継続力への悪影響があると思っています。

ジャグリングの練習を続けて中級者、上級者になっていくと、練習している技が高度になる分だんだん技の習得速度が遅くなっていきます。
例えば3個ボールの練習を始めたジャグリング初心者は沢山の技を数日ですぐに覚えられますが、5個ボールの練習を始めるころには技を覚えるのに数週間、数か月かかるようなこともざらにあります。

技ができるようになって嬉しい、楽しいということがモチベーションになっていたのに、毎日練習をしても何か月も技を習得できず、自分が上達している実感を持てない。
練習の仕方が分からないと場合によっては停滞が数年続くようなこともあります。

どれだけ練習しても上達しない、最初の頃のような喜びがない、ストレスが溜まっていく、その状態で半年、1年、2年と良い練習ができるでしょうか。
5年後、10年後もジャグリングの練習を続けられるでしょうか。

おそらく難しいですね。

それを避けるには「その日その場所で技が決まる、決まらないにこだわらない」そして「結果に一喜一憂せず淡々と練習をする」ことを僕はおすすめします。

モチベーションはその日のジャグリング練習の結果ではなく、中長期的なジャグラーとしての目標達成に置く。
そうすればたとえ数週間、数か月思うようにいかないことがあっても、それはただ大きな目標に向かう過程の一部になります。

もちろん毎日の課題を達成できるように全力を尽くしますが、全力を尽くしたらその結果は上手くいってもいかなくても受け入れるしかない。翌日に向けて分析して修正するだけ。

正しい努力を毎日積み重ねることだけが、最終的な長期目標の達成につながると理解すれば、日々の成功や失敗がモチベーションに影響を与えることも少なくなり、結果的にあなたの継続力を高めることにもつながっていくでしょう。