こんにちは、まろです。
ジャグリングをしながら足の下や背中の後ろなど、身体の様々な場所から道具を投げることをボディスローと呼びます。
身体の正面でジャグリングを続けるだけではなく、パターンに変化を付けられるのでぜひ習得したい技術なのですが、いつもと違う腕の使い方をする必要があるのでボディスローが苦手という初心者の方もいると思います。
ボディスローと一口に言っても足の下と背中の後ろでは全く違う技術なのですが、それでもボディスロー全般に共通する考え方やコツがいくつかあります。
今日はその一つ、技の入り口と出口を意識することについて解説します。
1.技の入り口を意識する
足の下を例にとって説明しますが、技の入り口とは足の下から投げるひとつ前、最後のカスケードのことです。
足の下の練習をするとついボディスローだけに集中してしまい、その前のスローがおろそかになってしまいがちです。
軌道が乱れたり、高さが低かったり、投げ急いだり。
そうするとどうしてもボディスローをしっかり投げる余裕がなくなってしまいます。
ジャグリングの基本はあくまで1つ正しく投げてからその次を投げること。
沢山道具を投げているようでもその瞬間に投げるのは1つだけです。(もちろんシンクロ系は別)
ボディスローに気を取られて、その1つ前のカスケードがおろそかになっていないか気をつけましょう。
そして練習の初期段階では、できれば1つ前のカスケードを少し高めに投げると足の下から投げやすくなります。
高く投げることはイコール道具の滞空時間が伸びることなので、その分「足を上げる」「手を腿の下まで下げる」という普段とは違う動きをする時間に余裕ができます。
背中の後ろなど他のボディスローでも同じです。
なかなかうまくボディスローができない人は、1つ前のカスケードを少し高めに投げることを意識してみてください。
2.技の出口を意識する
何とか単発で足の下から投げられるようになっても、その後カスケードに戻ることが安定しないということもよく見られます。
これもボディスローだけに意識が向きすぎて、その次のカスケードを中途半端に投げてしまうと起こりやすい現象です。
それを避けるには足の下などボディスローを投げている時に、頭の片隅に次はカスケードに戻るということを置いておくことです。
そしてボディスローで道具が手から離れる瞬間にはもう切り替えて腕をカスケードのために動かし始める。
そうすることで余裕をもってカスケードに復帰することができるようになります。
・まとめ
今回は単発でのボディスローの練習を始めた人向けの話ですが、まとめると
- ボディスローのひとつ前のカスケードは少し高めに投げる
- ボディスローをやりながらその次のカスケードを意識しておく
ということです。新しい技の練習をするとどうしても視野が狭くなったり意識が技そのものに集中してしまいがちです。
そんな時に技の前後もしっかり意識することで、新しい技への挑戦もやりやすくなります。
何か新しいボディスローに取り組んでいる人は意識してみてください。