練習

あなたにはジャグリングの才能がありますか?才能が無い人の武器

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こんにちは、まろです。

あなたは自分にジャグリングの才能があるかどうか知っていますか?
もし才能がないとしたら、どうすれば良いのでしょうか。
才能の定義、練習の考え方など、様々な可能性がありますが今回は特に「時間の量」について記事を書きます。
以前あなたが夢を叶えられる人かどうか分かる14%の努力という記事を書きましたが、それを補足する記事です。

1.ジャグリングの上達に必要な要素

ジャグリングの上達に必要な要素をあえて単純化して書きます。それは…
ジャグリングの上達=才能x練習量(時間)x環境x練習プログラムx練習の質x思考力
です。

この中で自分でコントロールできないものは才能だけです。
練習量(時間)と環境は自分で用意できます。
練習プログラム、練習の質、思考力は良い指導者に師事する、良いサーカス学校などの環境に身を置くことで学んだり身に着けていくことができます。

もし才能がないという状態が「1」だとしても、練習の質や練習量を増やすことでジャグリング能力を上達させることができます。
逆に練習の質や思考力、良い練習プログラムのない練習量(時間)は報われません。才能があるだけで他の要素が欠ける場合も同じことです。

2.ジャグリングの才能が無い人はどうすれば良い?

そもそも自分に才能があるかどうかを判断することは非常に難しいです。最初は才能があると思っても、本当の意味で自分の才能が分かるのは、上級者になってさらに上を目指そうとした時だったりもします。

あなたはもし自分に才能が無いと分かればジャグリングをやめますか?それとも才能が無くてもジャグリングを続けますか?
才能があろうがなかろうが、とにかくジャグリングが上手になりたいという情熱があるなら、自分がコントロールできることに集中することです。

つまり練習量(時間)x環境x練習プログラムx練習の質x思考力を伸ばすことです。
そしてこの中で今日から変えることができるのは練習量(時間)です。

3.上級者より短い練習時間で上級者になるつもり?

先ほど書いたように練習には質が絶対に必要です。
その質が伴った上での話ですが、もし上級者やプロが毎日欠かさず4時間の練習をしているとして、あなたの練習は週に数回、それぞれ1時間だとしたら、上級者との実力差を埋めることができると思いますか?
上級者との差は埋まるどころか開いていく一方でしょう。

集中力やエネルギーを維持できる時間の長さは個人差がありますが、質の良い練習ができる限りは練習時間をしっかり確保したいところです。
ジャグリングが上手になるための要素、考え方や練習メニュー、技術などは沢山ありますが、長い期間練習をしているのにジャグリングが上手にならない人で一番多いケースは、才能以前にそもそもジャグリングのために使った時間が圧倒的に足りないという単純な事実です。

ここで「ジャグリングのために使った時間」と書いているのは、例えばジャグリングの練習そのものは2時間でも、さらにジャグリングの動画を見たり、身体能力を伸ばしたり、ジャグリングのアイデアを考えたり、自分のショーの構成を考えたり、道具の整備をしたり、体力を使わない手元の細かい技の研究をしてみたりなど、物理的な練習以外も含めた様々なことです。

ジャグリングのために使った時間は長ければ良いというものではありませんが、質や内容を議論する以前に練習量、熱意が足りなければ当然上達はできません。

4.ジャグラーまろの個人的な経験

2001年、僕がジャグリングを初めて2年目の頃、Jason Garfieldというアメリカのジャグラーと一緒のショーに出演していたパフォーマーから、Jasonは毎日10時間練習をしていたと聞く機会がありました。


当時の僕から見るとJasonがやっていたジャグリングの技はトライしようとも思わないほど別次元のレベルでした。
そして思ったことはこれだけ上手な人が毎日10時間練習をしているなら、自分は毎日10時間以上の練習をしなければ絶対に駄目だということです。

以前プロになるために必要な情熱という記事で書いたとおり、もともと僕の練習時間は長く、四六時中ジャグリングやパントマイム、自分の演技のことばかりを考えていましたが、Jasonの練習時間を聞いたことをきっかけに「自分は成人してからジャグリングを始めたし、才能があるかどうかも分からない。それならせめて練習量だけは世界中の誰にも負けないほどやってやろう」と思うようになりました。
ジャグリングの技術ではJason Garfieldに遠く及ばなくても、Jasonより毎日長い時間練習をすることならできるという単純な発想です。

実はそこには環境x練習プログラムx練習の質x思考力の部分が欠けていたので、時間だけ長くすれば良いというものではなかったり、練習後の回復という概念も全く持っていないという問題点がありました。
翌日疲れが無いと、むしろ昨日の練習が足りなかったかな?と反省したり。

それでも今のようにネットで簡単に情報を得ることができなかった時代、才能1x環境1x練習プログラム1x練習の質1x思考力1だったとしても、そこに圧倒的な練習の量(時間)をかけることで、結果を出そうとしてきたことが今の自分を作ってくれたと思っています。
正しい努力のやり方が分からない上に、練習量も足りなかったらプロとしてジャグリングを続けてくることはとてもできなかったでしょう。

その後自己流の努力の限界を感じて、環境を求めて海外のサーカス学校を巡り、文化庁派遣の長期サーカス留学を経て思考力やその他の質を上げていくことができたのですが…随分回り道をしてしまいました。

・まとめ

ジャグリングの上達=才能x練習量(時間)x環境x練習プログラムx練習の質x思考力

この中で自分の「才能」を知ったり変えたりすることは難しいですが、練習量(時間)、環境を変えることは自分次第でいくらでもできます。
良い練習プログラムを学んだり、練習の質を高めたりと、今自分ができること、向上させられることを見極め、ジャグリングの上達を目指していきましょう。

誤解しないでほしいことは、練習量(時間)が多ければ多いほど良いということではなく、しっかり回復して高い集中力で質の良い練習ができる時間が多ければ多いほど良いということです。
サーカス界のスターViktor Keeが以前ベルリンでワークショップ指導をしてくれた時、プロを目指すなら少なくとも毎日5時間の練習は必要だと言っていました。
個人差はありますが、僕としては毎日4時間くらいのジャグリング練習は悪くない量だと思います。

無駄な練習はやらない方が良いことも多々あります。
練習の量が多いと努力をしたつもりで満足してしまいがちですが、努力はあくまで結果で評価する必要があります。
結果が出ていないなら練習量(時間)x環境x練習プログラムx練習の質x思考力のどこかを修正する必要があるということ。

逆に才能以外の要素を徹底的に極めることで、才能の有無を超えて上達していくことができます。
それでも才能があってさらに全ての要素を極めようと努力している人を上回ることは難しいのですが、ジャグリングは表現でもあるので、技術と一緒に自分の個性、オリジナルのアイデアを磨いていくことでトップレベルの表現者になることもできます。

環境、練習プログラム、練習の質、思考力や回復について、そして練習量は多いほど良いという考え方の誤解についてはまた個別に記事を書いていきます。

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