コラム ジャグリング パフォーマンス

プロジャグラーになる覚悟とは

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僕は演劇を始めた中学の頃から、将来は舞台で生きていくことになるんだろうなと自然に思っていました。

何の根拠もありませんがそうなると思っていたので、自分の進路に悩むことは一切なかったのですが、悩まなかったということはイコール上手くいかなかったらその先どうしようということを一切考えなかったということでもあります。

上手くいかなくてもやる、それ以外の選択肢はないという感じです。

以来僕がパフォーマーとして仕事を続けてきた中で、今まで何度もプロになりたいから付き人になりたい、アシスタントになりたい、弟子になりたい…と連絡をもらうことがありました。

一件を除き基本的に全て断ってきたのですが、理由を一言で言ってしまえば「プロになる覚悟が足りない」と感じたからです。

では具体的に僕が考えるプロジャグラーになるための覚悟とはどのようなものか、もしあなたがプロジャグラーになろう、サーカスアーティストになろうと思っているなら、参考になる部分もあると思うので今回はそのことを書いていきます。

1.全ての時間をそこにかけることはできるか

もしあなたが物心つくころからすでにジャグリングの練習をしてきて、すでにパフォーマーとして十分なレベルに達している場合は別ですが、もしそうでないなら使える時間は全てプロになるための練習、勉強に使う必要があります。

子供の頃から専門的に訓練をしている人達がいる中で、後発組が友達と遊びながら日常を楽しみつつ、それなりに訓練をしたところで先行者を押しのけてプロにはなれません。

僕はジャグリングに出会ったのが23歳と非常に遅かった分、日常の中で使える全ての時間をジャグリングの練習につぎ込んできました。
僕自身の当時の取り組み方についてはプロになるために必要な情熱という記事に書いています。

特別な何かを成し遂げたかったら、しばらく普通の楽しみは忘れてください。普通の楽しみはなくても、努力の先には普通に暮らしていたら決して得られない喜びがあります。

2.すでに具体的な行動をしているか

プロになりたいな、よし、プロになろう、そう思った時、すでに何か具体的に行動しているかどうかはとても大切です。

すでに行動をしているかどうかで、その人がイメージや口だけなのか、本気でプロになろうとしているのかが分かります。

僕が海外にいる時などに、ドイツやフランスのサーカス学校に行きたいとか、付き人になって将来ヨーロッパに行きたいとか、シルクドゥソレイユで活躍できるようなパフォーマーになりたいというような相談を時々もらったことがあります。

そうした時に僕は毎回、あなたはドイツ語の勉強はしていますか?フランス語は?と質問していたのですが、既に勉強していると答えた人は一人もいませんでした。
では英語はどうですか?と聞いても、いや英語はちょっと苦手で…ということがほとんど。

さらにほとんどは自分で実際にリサーチをしている訳でもなく、何も知らずに質問をしてくる。

こういった人達が海外で活躍できるようなプロになりたいと思ったことは本当だと思います。でも本当に海外で活躍したいなら言語の勉強を一切していない、実際に自分で調べてもいない、これではプロになりたいなというイメージだけ、厳しい言い方をすれば口先だけで行動が伴っていない状態です。

プロになりたいという人が初心者でも全く構わないし、初心者こそ可能性があるとも思うのですが、プロになる覚悟がある人は大体その時点で具体的な行動をしているものです。その上でさらにプラスアルファを求めて誰かの力を必要とする。

レベルは問題ではありませんが、プロになりたいと言う人が本当にプロになれるかどうかは、その時点でどれだけ具体的に行動ができているかで既に見えていると思います。

覚悟は口で表明するものではなく、行動として現れるもの

もしあなたがプロになる覚悟があるなら、「これから動こう」ではなく、「今すぐ動く」ことです。

3.将来のどんな結果も受け入れる覚悟はあるか

僕は十代の頃からもし将来役者として仕事が上手くいかず、40代で四畳一間で暮らしていたり、インフルエンザにかかっても誰も看病してくれずにインスタントラーメンを食べるような暮らしをしていたとしても、それは挑戦の結果として受け入れる覚悟はあると思っていました。

もちろんそんな結果は嫌だし、絶対にそんな風にはしない、自分にはできるという自信もありましたが。

あなたは将来40代になっても芽が出ずに、独身で暮らしに困窮するようなことがあっても、それでもこの道を進み続けられますか?
これも弟子入りしたいと連絡をくれた人達に問いかけていたことです。

大体の人は何となくプロとしての華やかなイメージしか持っていないので、自分が年齢を重ねた時のことを考えたことが無かったり、厳しい現実に直面した時にそこで挫折してしまったりします。

逆に現実の厳しさを知りつつ、自分の挑戦の結果を受け入れる覚悟をした上でプロを目指せる人は、思うようにいかないことがあっても諦めずに努力を積み重ねていけるものです。

4.この3つの問いにイエスと答えられますか?

もしあなたがここまでの

  1. 全ての時間をそこにかけることはできるか
  2. すでに具体的な行動をしているか
  3. 将来のどんな結果も受け入れる覚悟はあるか

この3つにイエスと答えられるなら、現時点での覚悟は十分です。
そして同じ問いに1年後、5年後もさらに強くイエスと答えられるかどうか。

この3つの問いは実際プロになりたい、なってみせると強く思っている人からすれば「そんなの当たり前のことじゃないか」と感じると思います。

プロジャグラーとして生きるということは安定や保証がある人生を選ばないということです。
それでも僕は道が無いところに道を作って生きていく覚悟と能力があれば、プロジャグラー、サーカスアーティストというのは素晴らしい仕事だと思っています。

僕が今まで出会った中で本当の覚悟を感じたのはたった一人だけ、弟子になりたいと言われた訳ではないし僕もその気は無かったのですが、彼女の練習量、熱意、状況的に「これはもう生徒というより弟子だな」と自然に受け入れてしまったことがあります。

もしあなたが世界で活躍できるプロジャグラーを目指すなら、全ての結果を引き受ける覚悟を持って、だけど最高の未来を実現させられることを信じて進んでいってください。

あなたの覚悟が本物なら、僕は全力で応援します。

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