こんにちは、まろです。
今回はコラムです。
- 夢は信じても叶わないことがある
- 努力は報われないこともある
- 人生は公平ではない
いきなり厳しいことを言うようですが、僕はこう思っています。
特に夢というほどの特別な職業、立場、成果を得ようとするなら、どうしてもそこに行ける人は全体の一部だけになってしまいます。
個人的にはアーティストとして生きることを目指す人はそういった現実を知っておいた方が良いと思います。
夢から覚めた後の人生の方が長いので。
そして僕に言われるまでもなく、多くの人がアーティストなどの不安定な仕事を諦めるのも、生活や将来が保証されていないという点が大きな理由だと思います。
やりたいことをやって華やかなステージに立って、十分な収入があるとしたら諦める理由はありません。
ただ現実として起こりえるのが「やりたいことをやって」という部分は叶いますが、華やかなステージには立てなかったり、収入はアルバイトのみというような状況です。
安定した生活や将来の保証が欲しいのであれば、恐らくアーティストよりも一般的な仕事を探した方が良いでしょう。
逆に夢が叶わない、努力が報われないリスクも理解した上で、それでもその道を進もうと思えるならその人はプロとして生き残っていけるかもしれない。
損得勘定抜きで表現をしたいという気持ちに純粋であれば、不遇の時代があってもそれは想定内だから。
僕自身もそうでしたが、恐らくこうした選択をできる人はある意味性格や思考が破綻しているところがあると思います。
普通だったら持っている、身の危険に備えようとする本能。
そういったブレーキ、ストッパーが欠落している。
だからこそ後先考えずにただ挑戦ができる。
ただし挑戦をすれば全て報われるわけではなく、夢破れて去っていく人の方が多い。
だけど挑戦が報われる人もいる。
だから僕は新しくプロになろうという人に「諦めるな」とも「諦めろ」とも言い難い。
その人の人生に対して無責任であれば諦めるなと言えるし、その人が持っているかもしれない可能性よりも安定を重視するなら違う道も勧められる。
夢は叶うかもしれないし叶わないかもしれない。
プロを目指すということはその人の人生もかかっている。
結局はその人の情熱、全ての結果を受け入れる覚悟があるかどうか次第。
本当にこの道で良いのかと。
もちろん途中で軌道修正しても構わないのですが。
全ての結果を受け入れる覚悟は必要ですが、いざとなれば「結果を引き受ける必要はない」
つまり別の道、方法に切り替えてしまっても良いのです。
その上で僕はせめて生徒の努力が報われるよう、覚悟を持った人の手助けになれることを願っています。