こんにちは、まろです。
先日成長しないジャグラーの特徴として、以下のツイートをしました。
成長しないジャグラーの特徴
・練習が足りない
・練習中スマホが気になる
・練習する道具の種類が多すぎ
・周囲のジャグラーの目が気になる
・練習を始めてから練習内容を考える
・すでにできる技ばかり練習
・できない技からステップバックしない
・一人じゃ練習できない
全部逆をやれば成長しますよ— まろ@プロジャグラー20年目 (@marokurita) January 27, 2019
今回はこのツイートに書いた成長しないジャグラーの特徴、それぞれを解説していきます。
目次
1.練習が足りない
練習が足りなければ成長しないのはあたりまえのことです。
具体的に練習が足りない自覚があるなら、あとはやるかやらないかだけ。
それよりもそれなりに練習をしているけど実はまだ練習量が足りないというような、自覚のない練習不足には気をつけましょう。
成長のためには質をともなった練習をたくさんする必要があります。
シルクドゥソレイユでも活躍したジャグラー、Viktor Keeはプロになるには少なくとも毎日5時間は練習が必要だと語っていました。
僕のジャグリングの先生、Sergei Ignatovは最初の10年間は毎日8時間の練習をしていたと話してくれました。
彼らは歴史に残るような伝説のジャグラーですが、それでも彼らの練習量に対する考え方は参考になります。
2.練習中スマホが気になる
練習中にSNSやラインをチェックする習慣がある人はやめましょう。
ジャグリングの成長に一切関係なく、練習の集中力を切らし、温まっていた身体も冷やしてしまいます。
それらは練習が終わった後でも十分チェックできます。
3.練習する道具の種類が多すぎ
練習する道具の種類が多すぎると、それぞれの道具の練習時間は減ります。
2時間で4つの道具を練習したら、単純計算で1つの道具につき30分だけの練習です。
すでにそれぞれの道具を十分扱える場合は30分ずつでも良い練習ができますが、まだこれから伸ばしていこうという人は道具の数を絞ったり、1つの道具を1時間半、残りを30分で触るだけとか、優先順位を決めましょう。
そして1つの道具がある納得できるレベルまで上達したら、次に伸ばしたい道具の練習時間を増やしていく。
全ての道具を練習して全てが成長しないより、練習する道具を絞って、その道具を徹底的に伸ばした方が絶対にジャグラーとして成長できます。
4.周囲のジャグラーの目が気になる
周囲のジャグラーに良いところを見せようと、得意な技ばかり練習したりしないようにしましょう。
成長のためにはできない技の練習が必要。練習中に格好つけていては成長できません。
ジャグリングの練習はあくまで個人的なもの、最終目標も自分だけのものです。
練習中にいつも人目を気にしてつぶれてしまわないように。
これについてはさらに詳しくジャグリング上達のためには人目を気にしないという記事に書いています。
5.練習をはじめてから練習内容を考える
練習場所で道具を取り出してから、思いついた順番で練習をする、それでは成長する練習はできません。
例えば2時間の練習で、少しディアボロをさわって、クラブの練習をして、ボールの3個の技をいろいろ練習して、5個をやって、気づいたら残り10分になっていたから7ボールを少しだけ投げる。
このような行き当たりばったり、思いつきの練習では7ボールを伸ばせないことは明らかです。
その日の練習内容は、練習場所に到着する前に理解しておきましょう。
到着したら迷いなく「まずはこれから始める」ということが決まっているように。
6.すでにできる技ばかり練習
すでにできる技はどれだけ練習しても成長できません。
こんなツイートをしました。
成長のためには少しだけ背伸びする
プロジャグラーの僕が3個ボールの基本を1000時間やっても何も変わらない
小学生が九九を1000時間やっても時間のムダ
ボディビルダーが30kgのバーベルを1000回持ち上げても筋肉はふえない
少しだけ背伸びするから成長できる
成長のために背伸びをつづけよう
— まろ@プロジャグラー20年目 (@marokurita) January 30, 2019
少し背伸びをすればできるかな、それくらいの難しさの技をクリアし続けていくことが具体的な成長につながります。
7.できない技からステップバックしない
今うまくできない技にこだわって、ひたすら同じ練習をするのはやめましょう。
例えば7ボールで一度20キャッチできたことがあるから、ひたすら7ボールカスケードの練習だけをしているけど、7キャッチでも落としてしまう安定度とか。
実は振り返れば4ボールスネーク(チェイス)ができなかったり、5ボールフラッシュの連続が安定していないなら、ひたすら7ボールだけを投げるのは良い練習ではありません。
成長しているなら構いませんが、伸び悩んでいるなら必ずステップバックしましょう。
8.一人じゃ練習できない
誰かと一緒に練習をすることは刺激にもなるし楽しい、それはそのとおりです。
でも練習をする時はいつも誰かと一緒、連絡を取り合って友達と一緒じゃないと練習できないというメンタリティは成長のためには良くありません。
ジャグリングは一人でも練習できます。
基本は自分一人で練習時間を1番たくさん作れるように練習し、その中で友達と一緒に練習できる機会もあればそれもまた良しということです。
友達と過ごす時間よりも自分の成長を最大化することを優先しましょう。
関連記事としてジャグラーなら友達との楽しさより本番での楽しさを重視という記事もご一読ください。
・成長しないジャグラーの特徴まとめ
今回紹介した成長しないジャグラーの特徴は以下のとおりです。
- 練習が足りない
- 練習中スマホが気になる
- 練習する道具の種類が多すぎ
- 周囲のジャグラーの目が気になる
- 練習を始めてから練習内容を考える
- すでにできる技ばかり練習
- できない技からステップバックしない
- 一人じゃ練習できない
そして実はこれらを変えることは才能や特別な努力はいりません。
どれも今すぐ変えることができる行動、習慣です。
真剣に練習に向き合うかどうかは気持ちひとつ。
今回のリストに当てはまるところがあったら変えていきましょう。
ジャグラーとしての成長を優先した練習ができるようになれば、かならず結果はついてきます。