こんにちは、まろです。
ジャグリングの練習は、同じメニューでも「何をどの順番で練習するか」で結果が変わってきます。
結論から言うとウォーミングアップが終わったらすぐにナンバーズなどの技術の練習をして、細かいトリックの練習は後半にやることです。
なぜ最初に技術の練習をすると結果が変わるのか、これからその理由を説明していきます。
1.練習中の集中力、エネルギーは一定ではない
多くのジャグラーが基礎から練習を始めて、色々な細かいトリックの練習をして、道具の数を増やして、最後にナンバーズ、というような順番で練習をしています。
簡単な技から順番に積み上げていくという練習は一見正しく見えますが、実は効率の良い練習のやり方ではありません。
なぜなら集中力やエネルギーが高く、質の良い練習ができるのは練習の前半から中盤で、後半は集中力も落ちてエネルギーも消耗している状態、つまり質の良い練習ができるコンディションではないからです。
2.練習のゴールデンタイムを大切にしよう
練習中の集中力やエネルギーが限られているなら、質の良い練習ができる時間帯にどれだけ技術を伸ばせるかということが上達のカギになります。
一番エネルギーが高いのは練習の前半、次は中盤。
もちろん最初はウォーミングアップが必要なので、できるだけ早くウォーミングアップを済ませて、そこからはとにかく技術の向上に集中する。
ちなみに例えばナンバーズの練習をする場合でも、そのナンバーズ習得のための練習ステップもここに含まれます。
7ボールが安定していない人はいきなり7ボールを投げるのではなく、5ボールハイスロー、フラッシュ、4ボールチェイス、6ボールのエクササイズなどもその人にとっては技術向上の練習の一部です。
この練習のゴールデンタイムに、簡単な基礎技の練習や細かい技の練習をしていたり、周囲と雑談しながら練習をするのは本当にもったいないです。
そして観察すると分かると思うのですが、伸びていないジャグラーはほとんどがゴールデンタイムを無駄にしています。
自由にジャグリングの技を楽しんだり、周囲とコミュニケーションをとる、それもジャグリングの楽しみ方の1つですが、上達したければ練習のゴールデンタイムは大切に使いましょう。
・まとめ
同じメニューの練習をしても、その順番が違うだけで結果も違うものになります。
一番集中力が必要な技、エネルギーが必要な技を、集中力もエネルギーも低下している練習の後半に持ってくるのはナンセンスです。
練習内容をあえて割り振るなら、スタートから順に
- できるだけ素早いウォーミングアップ
- 取り組んでいる難易度が高い技(ウォーミングアップが不十分なら戻る)
- 安定度を高めたい難易度が高めの技
- ショーで使う技や様々なトリック
- 実験、研究、遊び
特にこの1~3を練習の前半から中盤に当てましょう。
ジャグリング練習の最初に無駄な時間を使わない、それだけでより早く上手になることができます。