こんにちは、まろです。
僕自身昔は無駄な努力に全力をつぎ込んでしまうタイプだったので、自戒を込めて書きます。
日本人の美徳として、努力の美しさ、尊さを価値観として持っている人は多いと思うのですが、その努力の大切さを教わる時に「無駄な努力は美しくも尊くもない」ということを同時に教わった人はどれだけいるでしょうか。
上手く行かない=もっと努力をする
という考え方ではなく、
上手く行かない=努力の質を上げる
という考え方が弱いと、せっかくの努力も無駄な努力になってしまいます。
特に昔ながらの根性論者ほど、この「とにかく努力を続ければいつか報われる」という思考停止状態に陥りがちです。
僕自身も中学から大学、大学の後も含め12年間柔道をやっていたので、思いっきり体育会系の根性論者でもありました。
ただし残念ながら無駄な努力を10年続けても目的には近づかない。
これは無駄な努力をしている「人」を否定しているわけではなく、無駄な努力という「行為」を否定しているだけです。
むしろ無駄な努力であれ実際に行動している、さらに行動量や継続力があるというのは素晴らしいことです。
ただし現時点で結果が伴わず、改善する見込みもない努力であれば、そのままさらに努力を重ねたところで報われない可能性が高い。
せっかく行動できているのなら「もっと頑張ろう」と思考停止してしまわず、努力の質を高めることに意識を集中するべきです。
さらに無駄な努力の悪い点は、無駄な努力を続けていると「無駄な努力をする習慣が身についてしまうこと」です。
違う言い方をすると「無駄な努力が上手な人」になるということです。
努力している自分に満足してしまう。
そうではなく「良い努力をする習慣を身につける」「良い努力をするのが上手な人」を目指しましょう。
良い努力のやり方が分かると、ジャグリングに限らずどんなことに取り組んでも、圧倒的に結果を出しやすくなります。
同じ時間、同じエネルギーを使って努力をするなら、より良い結果が出た方がいいですよね。
もちろん質の良い努力をしていてもその量が足りなければ結果的には悪い努力になってしまうこともあります。
質の良い努力を大量に。
最後に僕がジャグリングの生徒に時々言っている言葉を書いておきます。
「ジャグリングの練習をやらないのは選択なので構いません。だけどせっかく練習して同じ時間を使うなら、早く上達する、結果が出た方がいいですよね」