こんにちは、まろです。
今回は4種類のボール2個のマルチプレックスのやり方を解説します。
普通ジャグリングでは手から1個ずつ道具を投げ上げますが、マルチプレックスでは手に2個以上の道具を持って同時に投げます。
マルチプレックスをつかうとジャグリングのリズムを変えたり、道具と一緒にからだを動かすこともできます。
マルチプレックス自体は初心者でも習得でき、ジャグリングの可能性を一気にひろげることができる技なので、ぜひこの動画をみながら4種類の投げ方をマスターしてください。
・マルチプレックス4種類
1.縦のマルチプレックス
ボール2個を手にもち、手首をつかわずに同時にボールを投げます。
おなじ手でキャッチする場合と、反対の手に投げる場合があります。
縦のマルチプレックスをつかう代表的な技は
- 1up4up
- 5ボールマルチカスケード(6~10)
- 4個、5個でのマルチスタックシャワー
などです。
2.縦のマルチプレックス(ボールの間を離す)
手首、指先のスナップをつかい、上になるボールをより高く飛ばす縦のマルチプレックスです。
ボールの間を離すことで、その間から他のボールを投げたりすることができます。
また上のボールが落ちてくるまで時間差があるので、ジャグリングのパターンに戻りやすいという利点もあります。
3.平行のマルチプレックス
1個目のボールを親指と人差し指のあいだ、2個目を人差し指から小指にかけて持ちます。
そのまま投げることで両手に1個ずつボールを飛ばす投げ方です。
この投げ方、キャッチの仕方はダンス的な動きのあるジャグリングではかなり重要になります。
4.ななめのマルチプレックス
ボール2個を斜めに飛ばします。高い方が反対の手、低い方がそのままと、両手で1個ずつキャッチします。
この投げ方のコツはボールは普通にジャグリングする時と同じ腕の動かしかたをしながら、ボールを投げる瞬間に手首だけ内側に曲げることです。
ちなみに僕はこの手首のつかい方をフィンランドのジャグラーMaksim Komaroに教わりました。
ななめのマルチプレックスをつかう代表的な技は5ボールでのGatto plexです。
※ななめのマルチプレックスは低いボールをななめに、高いボールを同じ手でキャッチすることもあります。
・まとめ
4種類のマルチプレックスは
- 縦のマルチプレックス
- 縦のマルチプレックス(ボールの間を離す)
- 平行のマルチプレックス
- ななめのマルチプレックス
マルチプレックスの一番のメリットは、ジャグリングのテンポをスローダウンできることです。
スローダウンすることでからだを動かす余地ができ、ダンス表現を取りいれやすくなります。
さらにスローダウンすることで安全な技になるし、パターンが乱れた時の復帰にも役立ちます。
この4種類のマルチプレックスを使いこなせれば、格段に表現のはばがひろがるのでぜひ動画をみながら練習してください。